鍼(はり)と灸(きゅう)について
鍼灸治療の特徴
鍼灸治療は現在患っている病気を良くするばかりでなく、体質を改善し病気にかかりにくくしてくれます。定期的な治療をすることで疾病を予防し、体力の向上を図り健康管理のお手伝いを致します。
鍼灸による4つの作用
鍼灸作用の研究は、日本を含む世界中の医療研究所や医療機関、大学などで積極的に進められており、少しずつ解明されようとしています。
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feature01
誘導作用
血液を目的の場所に送り届けて、筋肉の緊張をほぐしたり、結合組織を柔らかくする作用があります。
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feature02
反射作用
皮膚への鍼灸刺激により、皮膚から筋肉に刺激が反射すると同時に自律神経に反射してその働きを調整し、全体のバランスを整える作用があります。
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feature03
転調作用
自律神経系やホルモン系などに作用して、体調を整える作用があります。
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feature04
消炎作用
運動器系の非感染症の炎症を鎮める作用があります。
治療効果と治療回数について
鍼灸治療の効果は、発病して日が浅い病気ほど早くあらわれます。一回の治療で激しい症状がぴたりと軽減することがありますが、慢性症状になりますと少し気長に続ける必要があります。症状により一日おき、二日おき、または一週間に一回程度で快方していく場合もありますから、指示通りのご来院をお願い致します。
反応および副作用について
鍼灸治療の後、一時的にけだるくなることがあります。これを漢方では瞑眩(めいげん)といって、むしろ効果のあらわれる証拠とされていますから心配ありません。数時間たてば、必ず良い結果を期待できます。また、薬のような習慣性や副作用はありません。