夏場の腰痛
Q 最近、以前にも増して腰痛が酷くなってきました。どんな原因が考えられますか。(土浦市、63歳女性)
A 暑くなってくると、エアコンの効き過ぎによる冷えが原因の場合や冷たいビールやジュースをがぶ飲みしたり、冷風を当てすぎたなど体の冷えからも腰痛は起こります。そのほかこの時期は、寝違えたことによる首痛や何気なく立ち上がった時にギックリ腰になることも多くなります。
腰痛や肩こりなど慢性的な症状のある方は、湿度や天候の影響を受けやすく、ひどくなると手足がしびれるなど神経痛を併発します。神経痛の痛みやしびれを取り除くには鍼(はり)施術はとても効果的です。また、妊婦の方はお腹の赤ちゃんの重みで腰痛や坐骨神経痛を発症する場合が多く、投薬治療やレントゲンが撮れないのでお勧めです。
鍼(はり)施術は、痛みの原因となる筋肉に鍼(はり)を打って低周波を流し、温めた後にマッサージをします。鍼(はり)には興奮・鎮静という調整作用や反射・誘導作用ほか、消炎作用や造血作用などもあります。
鍼(はり)は髪の毛ぐらいの細いものですので痛みはほとんど感じませんし、完全殺菌された使い捨て鍼(はり)を使用しますので感染症の心配もありません。
また、
鍼(はり)は神経痛やリウマチ、五十肩、頚腕症候群、腰痛、交通事故後遺症や疼痛を伴う疾患で、医師から診断書や同意書が発行されると健康保険による施術が受けられます。
市村鍼灸治療院(いちむらはりきゅうちりょういん)
※常陽リビングに掲載されました